誰でも子どもの頃、中学や高校生の頃に、大人になったら成りたかった憧れの職業があったと思います。
私が成りたかった職業は船乗りです。
結局当時の夢は叶わずじまい。
ところが60代になって突然船乗りの夢が叶い実現してしまいました。
全く思いもしない形で実現した船乗りでした。
それは船の清掃員です。
夢は持ち続けるものですね。
やりたい仕事だけできるようになったのは家計費を見直したおかげです
それではお伝えします。
なりたかった職業が船乗りだった理由

生まれ育ったのは小さな港町でした。
それでも毎日何隻もの船が、港を行き来していました
小さいながら造船所もありました
物心着いた頃には、船が大好きになっていましたね
休みの日には、海辺に出かけて、船の行き来を飽きもせず眺めていました
さらに小学校の頃は、父親が船乗りだったと記憶しています
小さな貨物船でしたが、夏休みなどには、一緒に乗せてもらってアチコチへの船旅にでていました
父親は仕事ですが、子供的には船旅ですね
船上にただよう重油のニオイが好きでした
いつかは自分も将来は船乗りになりたいなと思い描いていました
なりたかった船乗りになる夢を諦めた理由
中学の時には、商船高校に進学しようと考えていました
でも体力が無く諦めました
漠然と船乗りには体力が必要だ、体力が無いと成れないと思っていました
体力が無い理由は、小児喘息です
小学校の頃は、ほとんど学校にも行けなかったくらい弱かったです
両親の必死の対応のおかげで、高校になった頃は小児喘息も治まりました。
嬉しかったです
両親には感謝しかありません
高校卒業時は、勉強が苦手だったため商船大学は無理でした
60代で再度なりたかった船乗りを目指した理由
あれから40年。
いつの間にか、会社員生活もリタイアし、還暦を迎えました
個人的には、イイ仕事生活を過ごしたと自負しています
サラリーマンを終えても、パートやアルバイトで社会との接点は必要と思っています
なにがしかの仕事を探す必要があります
もう60代になったんだから、せっかくなら自分のやりたい仕事をしようと決めました
その時思い出したのが、子供の時から憧れていた船乗りです
残念ながら、航海士や機関士には成ることができません
それでも船に関わる仕事が無いかと探しました
2年くらいは探したかなと思います
仕事サイトを検索するキーワードは、もちろん「船」です
船乗りの仕事が見つかるまでは、シニアの求人が多い職種をいくつか経験してまわりました
なぜかそちらは不思議と採用されました
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どんな形でもなりたかった船乗りの夢を実現出来た喜び

コロナ過の影響もあってか、船乗りの仕事は全く見つかりません
途中一度だけ、クルーズ船の切符の販売員の募集に応募しました
残念ながら書類選考で不採用でした
おそらく年齢が原因かなと思いました
船には乗れないのですが、船の博物館で働くアルバイトを見つけて応募しましたが、こちらも不採用でした
2年ほど経った頃、フェリーの清掃員の募集を見つけました
オフスビルの清掃員の経験があったので、これはイケるのではと思い、早速応募しました
面接にこぎ着け、結果採用となりました
フェリーの清掃員も船乗りの仕事に変わりない

最初は、ヘー、船の掃除なんて仕事があるんだと思いました
考えてみれは当然ですよね
船の清掃員って、どこを掃除するのでしょうか?
甲板?
エンジンルーム?
フェリーってホテルと同じなんですね
何百室も客室があって、毎日違う人が泊まります
フェリーの主な清掃箇所
- 客室
- ロビー
- 通路
- 洗面所
- トイレ
- 浴室
- 船員室のゴミ出し
色々あります
特に客室は、ベッドメイク、洗面所の掃除、アメニティの補充、浴室の掃除と人出と時間がかかる掃除があります

清掃に関わる人員も多いです
それになによりフェリーは毎日就航しているので、休みがありません
仕事は毎日あります
結構大変です
船の大きさは200m近いです
仕事の都度、船に乗り込むときは快感です
ホントに船に乗っているんだと思うと、嬉しくてしかたがありません
仕事をしながら、船の壁やら窓やら触っては、アー今船の中なんだと思うと毎日がホントに楽しいです
この仕事を見つけてくれた神様に感謝です
人生最後と思える仕事に船乗りが出来て最高です
お金の勉強ならコレ
まとめ
やりたい仕事だけできるようになったのは家計費を見直したおかげです
そしてお金に困らない様、年金の繰上受給を申請しました
今日は、60代になってから子供の頃に憧れていた船乗りになることができたお話をお伝えしました
世の中には色んな仕事があります
色んな角度から眺めると、世界は違って見えます
60代だからころ、自分のやりたいことをやって楽しく過ごして欲しいです