今日は北海道の積丹半島にある『神威岬』をご紹介させていただきます。
有名な『神威岬』がどんなところなのか気になりますよね。
読みは「カムイミサキ」です。
「カムイ」とはアイヌ語で「神」という意味です。
念願だった神威岬をやっと訪れることができました。
想像以上の絶景におもわず感動です。来て良かったです。
積丹半島は北海道のニセコ積丹小樽国定公園にあります。
今回のツアーで神威岬での散策時間は50分もあります。他の観光地は20分~30分という時間でした。
行ってみて理由が分かりました。
駐車場から神威岬までの距離がメチャメチャ遠いんです。
今回道央へは旅行会社『読売旅行』の観光ツアーに夫婦で参加して出かけてきました。
二泊三日で、積丹、小樽、登別、定山渓、室蘭を回るツアーです。
今回の道央旅行ツアーの詳細はこちらにまとめています。
それでは詳しくお伝えします。
神威岬とは積丹半島の先端にある神の岬

神威岬は「カムイ岬」と読みます
北海道を旅行すると、よく「カムイ」という言葉を耳にするかと思います。
「カムイ」とはアイヌ語で「神」という意味です。
昔から神聖な場所だったんでしょうね。
北海道の道東にある摩周湖はアイヌ語で「カムイトー」と言います。「神の湖」という意味ですね。
神威岬の50mほど先の海には神威岩もあります。
神威岬の場所とアクセス

神威岬は積丹半島の先端です。
住所は、北海道積丹郡積丹町大字神岬町です
積丹半島は火山の隆起によって出来ました。
長い年月によって浸食されて約80mの断崖絶壁の岬になりました。
小樽から約70kmの距離にあります
気になる神威岬周辺のホテルや観光スポットを見て見るならこちらを参考にして下さい。
昔、神威岬は女人禁制の地だった

神威岬の沖合は海難事故につながる暗礁が多い所で難所と呼ばれています。
昔はこの門から先は女性は入れなかったそうです。もちろん今は誰でも散策できます。
全国に「義経伝説」が多いのはご存知でしょうか?
実はここ神威岬にも「義経伝説」があります。女人禁制になったいわれの1つが義経伝説です。
バスガイドさんから聞いた伝説はこんなお話です・・
源義経を慕っていたアイヌの酋長の娘「チャレンカ」の悲恋の話です。
源義経を慕っていたチャレンカが本土に向かう義経を追ってここまで来ましたが、すでに義経を乗せた船は出航した跡で、チャレンカは失意の内に海に身を投げてしまいます。海に身を投じたチャレンカの身体はやがて岩と化し神威岩となり、その後この岬の近くを女性を乗せた船が航行すると必ず遭難するようになり、そこから「女人禁制の門」が出来たと津和えられています。

神威岬は強風の荒れる岬でもあります。強風の時は、女人禁制の門から先へは入れません。
女人禁制の門も近くにも展望できる場所があります。
神威岬灯台、神威岬まで起伏の富んだチャレンカの小道を往復する気力の無い場合は、ここで積丹の絶景を堪能して下さい
神威岬に続くチャレンカの小道

女人禁制の門から、神威岬の灯台まで整備された道を「チャレンカの小道」と呼ばれています。長さはおよそ770mあります。
起伏に富んだ断崖絶壁の尾根の小路を歩きます
駐車場から神威岬まで歩いて大体20分くらいかかります。
観光のバスツアーだと出発まで50分くらいしか時間がありません。結構急ぎ足で歩くことになります。
チャレンカの小道は人一人くらいしか通れない道もあります。すれ違う方と道を謙ながら歩くことになります。
断崖絶壁の神威岬の絶景写真

チャレンカの小道は先端の神威岬までズーと断崖絶壁です。しかも左右どちらもです。手すりをシッカリ持って歩いて下さい。
途中も景色が絶景です。
足元に注意しながらシッカリ立ち止まって撮影して下さい
上の写真の岬の下には「念仏トンネル」というビュースポットがあります。事前に知っておかないと見落とします。3つのゴジラの背びれみたいな尖った岩が見えたら目印です。
波打ち際に黒い穴が見えます。
半島に先端にある神威岬灯台の写真

神威岬灯台に到着です。
- 高さ:12m
- 海面からの高さ:82m
- 初点灯:明治21年
- 色合い:白地に黒

灯台の明かりは43km先まで届くそうです。
昔はこの神威岬灯台には灯台守が生活をしていたそうです。
想像するだけでも大変だったろうなと思います。
大正時代から使われていた灯台のレンズは「第一等不動レンズ」と呼ばれていたそうです。
さあ、神威岬まであと少しです
神威岬から望む神威岩の高さは41m

ついに神威岬に到着です。
ホントに絶景です。想像以上に素晴らしい景色です。
神威岬から見えるのは周囲300度です。あの海の向こうは大陸です。
ホントに地球の丸みを感じてしまいます。
来た甲斐がありました。
朝は曇っていたのですが、何とか見張らしも良くなってよかったです
岬の先に見える背の高い岩が「神威岩」です
チャレンカが身を投げてなったと言われている岩です

神威岩の高さは41mです
周囲も50mくらいで、14階建てのマンションくらいあります
ズーと眺めていたくなる景色です
神威岬にヒッソリと残る電磁台の跡

電磁台とは電波探知塔のことです。
太平洋戦争のさなかロシアの上陸にそなえて1942年に完成しました。
今残っているのは円筒みたいな釘の頭みたいな形をしたコンクリートの塊だけです。
ホントに見逃しやすいです。
マイカーなどで訪れた方は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
カムイ番屋の名物は「しゃこたんブルーソフト」

神威岬の駐車場側には「カムイ番屋」というお店があります
食道、お土産屋さん、展示施設、もちろんトイレがあります

一番人気はしゃこたんブルーソフトらしいです。1つ500円です。値段は2024年6月時点です。

先ほど行ってきた神威岬灯台に使われていた「第一等不動レンズ」がここの2階に展示されています。
ツアーの散策時間が50分もある理由
今回のツアーで、神威岬での散策時間は50分もありました。
他の観光地での散策時間は20分~30分という場所が多いのになぜかなと思っていたのですが、行ってみてその理由がわかりました。
駐車場から灯台がある岬の先端までメチャメチャ遠いから、50分も散策時間があるんです。
それを聞くと、ツアーに参加された何人かの人は岬まで行くのを諦める方もおられるそうです。
先ほど紹介した「女人禁制の門」の近くにも展望台があります。
そこでユックリくつろぐ人も多いらしいですよ。
せっかく神威岬に来たからには、岬の先端まで是非歩いて見て下さい。
神威岬を訪れる時の注意点をご紹介

神威岬まで登るにあたってバスガイドさんから注意されたことがあります。脅される感じで注意されましたが嘘では無かったです。
お伝えしておきますので参考にして下さい
トイレは事前に済ませる
駐車場から神威岬まで往復40分はかかります。途中にトイレはありません。事前に済ませておいた方がいいです。トイレはカムイ番屋意外に駐車場の端にもあります。神威岬からの帰りはカムイ番屋が混んでいることも予想されるので、そちらのトイレを使うとイイですよ。
歩きやすい靴を履く

チャレンカの小道は整備されていますが、アップダウンが激しいです。さらに舗装されていない土や写真のように足元に隙間のある網目の道もあります。
ピンヒールは絶対止めた方がイイです
日傘と帽子は諦める
何度もお伝えしたいのは神威岬は突風がメチャメチャ強いです。横からの風、海面から吹き上げる足元からの風が常に吹き付けます。必ず手すりを持って進んで下さい。
日傘なんてもってのほかです。持って行かれますよ。帽子もそうです。拾いに行くことは出来ません。雨の時はどうすればいいのかバスガイドさんが教えてくれるかと思います。
神威岬を実際に訪問してきた感想
積丹半島の神威岬を実際に見てきた感想をお伝えします。
本当に行って良かったです。一言で言うと「感動」です。日本にこんな絶景の景色があるんだなということが分かります。
行って良かったところ
- 積丹ブルーの海
- 岬の絶景
- 北海道の大地
そうで無いところは、しいて上げれば風がとにかく強いこと。台風みたいな強風が吹いています。天気の良いことを祈っています。
ここ神威岬に足を運ぶ前は、余市の道の駅「スペースアップルよいち」に寄ってきました。
次の訪問地は、同じ積丹半島の島武意海岸です。
今回の道北旅行ツアーについてはこちらにまとめています。
まとめ
今日はニセコ積丹小樽国定公園積丹半島の先端にある「神威岬」をご紹介しました。
今回は読売旅行のツアーで出かけましたが次回行けるなら個人でユックリ北海道を回りたいです。
北海道の岬めぐりを楽しんできて下さい。
北海道の道央旅行へは『読売旅行』二泊三日ツアーへの参加です。
これから行ってみたいなと思わせる旅行先を見つける方法や、旅行に是非持って行きたい便利グッズをまとめています。
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是非北海道道央を訪れてみて下さい。