こんにちは
私が住んでいる神戸市には、日本一の酒所として有名な『灘』があります。
『灘』には灘五郷酒蔵組合があって様々な酒蔵が25も加盟しています。
灘五郷には、見学施設を持っている酒蔵も沢山有ります。
無料で入場できる施設も多いです。
全部の酒蔵の施設を巡るにはとても1日では回りきれません。
今日はその酒蔵の中から『沢の鶴』をご紹介させていただきます。
『沢の鶴』は灘五郷の1つ「西郷」にある酒蔵です。
「西郷」は灘五郷の中で一番西側にある酒蔵です。
三宮から一番近い酒蔵です。
ここにある『沢の鶴資料館昔の酒蔵』は、展示室で清酒の酒づくり製造工程で使用する道具名を学ぶことができる見学施設です。
灘五郷酒蔵の数ある見学施設から1つだけ選ぶなら、ここ『沢の鶴資料館昔の酒蔵』をおすすめします。
個人なら無料で見学出来ます。
日本酒ファンで無くても是非一度見学してみてはいかがでしょうか。
【この記事で分かる事】
- 沢の鶴資料館昔の酒蔵施設で見学出来る物
- 沢の鶴資料館昔の酒蔵のお土産ショップ
『沢の鶴』の日本酒はテレビでもコマーシャルが流れています。
思わず歌詞まで口ずさんでしまいそうです。
灘五郷の全部の酒蔵についてはこちらにまとめています。
行ってみたいなと思わせる旅行先を見つける方法や、旅行に是非持って行きたい便利グッズをまとめてみました。参考にして下さい。
日本酒沢の鶴の「公式ショップ」が楽天市場とYahooショッピングにあります。覗いてみて下さい。
それでは詳しくお伝えします。
沢の鶴酒造とは西郷にある三宮から一番近い酒蔵

沢の鶴酒造の創業
- 1717年(享保二年)に創業
- 沢の鶴の由来は伊雑(いざわ)の沢で頻りに鳴く鶴を大切にした伊雑の宮の縁起から
- 「※」マークは米の字が由来
沢の鶴資料館「昔の酒蔵」の場所・アクセスをご紹介

沢の鶴資料館昔の酒蔵は、江戸時代末期に建造され170年以上の歳月を経てきたと考えられる大石蔵を、酒造りの文化を広め、後世に伝えることを願って資料館として公開したのが「昔の酒蔵」沢の鶴資料館です。創業300年を誇る沢の鶴の貴重な酒造りの道具や灘酒の伝統文化を展示しています。
沢の鶴資料館昔の酒蔵の住所は、兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29番1号です
電車で行くと阪神大石駅下車 徒歩約10分です。
「大石駅」から海側です

沢の鶴資料館で学べる日本酒の製造工程

資料館は1階と2階があります
パンフレットの真ん中にある酒造りの工程とコーナー名です
パンフレットを見ながら進まれた方が理解しやすくてイイです
昔の酒造りの工程です
- 精米
- 洗米
- 蒸米
- 麹づくり
- 酛仕込
- 醪仕込
- しぼり
- 滓引
- 火入れ
- 貯蔵
- 出荷
酒造り工程を5つのコーナーに分けて展示されています
コーナー名と酒造り工程です
- 釜:洗米・蒸米コーナー(洗米・蒸米)
- 醪:醪仕込コーナー(醪仕込)
- 搾:上槽コーナー(上槽・滓引・火入れ)
- 酛:酛仕込コーナー(酛仕込)
- 麹:麹づくりコーナー(麹づくり)
沢の鶴資料館『昔の酒蔵』の製造コーナーで酒造り道具を見学する
それでは工程を順に見学していきましょう
釜:洗米・蒸米コーナーにある酒造りに必要な道具

酒米を蒸し上げる大甑(おおこしき)と洗米に使用された桶等が展示されています。
酒造りに使われた道具の1つ1つにキチンと名前が添えられています

全国でも珍しい地下構造の「槽場(ふなば)」跡があります

大きな木の桶が並んでいます

洗米に使われる樽が展示されています
醪:醪仕込コーナーにある酒造りに必要な道具

灘の三段仕込み(初・中・留)の工程で使用された大小様々な仕込用桶が林立しています。

1つの桶に何リットル入るのでしょうか
細かくチェックして見て下さい
搾:上槽コーナーにある酒造りに必要な道具

上槽(じょうそう)とは醪を搾ってお酒と酒粕に分離する工程です。テコの原理を応用した巨大な男柱や醪を入れる槽(ふね)等が展示されています
お酒を搾る棒は太いです

お酒を搾る工程は道具が多い気がします

大小様々な桶があります

滓引き(おりびき)とは、搾りたてのお酒に浮かんでいるちっちゃな固形物(滓)を沈殿させて取り除く作業です

道具の名札が一つ一つ丁寧に説明書きが添えられています

1つ1つの名前を確認しているとたくさんの時間が必要です
酛:酛仕込コーナーにある酒造りに必要な道具

酛仕込コーナーから2階です
お酒の醸造に必要な酵母を育てる酛仕込に使われた酛桶、並びに酒造り全般にわたっての様々な道具類が展示されています
所狭しと道具が並んでいます

壮観な眺めです

小っちゃい物まで1つ1つに名札が用意されています

説明書きされた道具も沢山有ります
麹:麹づくりコーナーにある酒造りに必要な道具

お酒の味と香りを決める麹をつくる「室(むろ)」を再現し、中に入ってその構造と麹づくりの道具類が展示されています

麹室は厳かな雰囲気が漂っています

酒樽造りの道具も揃えられています
駆け足ですが沢の鶴資料館で酒造りに必要な道具をご紹介させていただきました。
沢の鶴の資料館限定品が買える直売ショップ

沢の鶴資料館昔の酒蔵の2階の見学を終えて順路に沿って外にでて1階に下りてくると沢の鶴直売所ミュージアムショップの入り口です

直売コーナーは広いです
もちろんお酒だけで無く、お酒からできる化粧品の種類も豊富です
お酒のつまみも沢山売っていますよ
楽天市場とYahooショッピングには「沢の鶴公式ショップ」があります
沢の鶴資料館で無料で生原酒を試飲できるコーナー
1階に下りると直売ミュージアムショップの一角に試飲できるコーナーがありました
店員の方が用意してくれます

この日は2種類のお酒を試飲できました
1つは純米生原酒を試飲することができます
チャンと冷えているお酒を注いでくれます
ホントにさっぱりして口当たりがイイです
もう1つは梅酒です
こちらもホントに美味しいです
日によって試飲できるお酒は違うのかもしれません
楽しみにして行って下さい
ちなみに日本酒の分類をお伝えしておきます。銘柄選びの参考にして下さい。
- 普通酒(醸造アルコール10%以上、醸造アルコール10%以下で精米歩合下記以外)
- 本醸造酒(醸造アルコール10%以下かつ精米歩合70%以下)
- 吟醸酒(醸造アルコール10%以下かつ精米歩合60%以下)
- 大吟醸酒(醸造アルコール10%以下かつ精米歩合50%以下)
- 純米酒(精米歩合60%より上)
- 純米吟醸酒(精米歩合60%以下)
- 純米大吟醸酒(精米歩合50%以下)
沢の鶴資料館昔の酒蔵を実際に見学してきた感想
沢の鶴資料館昔の酒蔵を実際に見学してきた感想をお伝えさせていただきます。
正直最初は、無料で入れる施設なんでたいした所じゃ無いだろうと予想していました(すみません)。
とんでもありません。入って見てビックリしました。
日本酒造りの大変さがメチャメチャ伝わってきます。
行って良かったところ
- 日本酒造りの工程の多さが学べるところ
- 日本酒造りに必要な道具の多さを学べるところ
- 日本酒造りにに必要なのはお米とお水であると学べるところ
- 絞りたてのお酒も利き酒できるところ
- ここでしか販売していない商品を買うことができるところ
そうで無いところ
- 実際の工場は見学出来ません
沢の鶴資料館昔の酒蔵には、時間にゆとりを持ってお出かけして下さい。見学工程は予想以上に長くて広いです。シッカリ学ぼうと思うと、そこそこ長い見学時間が必要です。
ここ沢の鶴資料館昔の酒蔵に足を運ぶ前は、白鶴酒造を見学してきました。
次に訪問する酒蔵は、西宮にある大関酒造です。
灘五郷酒蔵で見学した全ての施設をランキング形式でまとめています。
まとめ
今日は灘五郷の1つ「西郷」にある、沢の鶴資料館昔の酒蔵をご紹介しました
神戸三宮から一番近い酒蔵になります
もちろん直売コーナーもあるので、オリジナルグッズや絞りたてのお酒も購入することができます
試飲もできると思うので、お車で無い方は楽しみにして下さい
是非一度足を運んで見て下さい
これから行ってみたいなと思わせる旅行先を見つける方法や、旅行に是非持って行きたい便利グッズをまとめてみました。参考にして下さい。
灘五郷の全部の酒蔵についてはこちらにまとめています。
日本一と言われる日本酒銘柄「獺祭」も初めて頂きました。どれから飲めば良いのか分からなかったのでお試しセットを頂きました。
「沢の鶴の公式ショップ」が楽天市場とYahooショッピングにありました。覗いてみて下さい。