積丹半島の『神威岬』。
念願だった神威岬をやっと訪れることができました。
想像以上の絶景におもわず感動です。来て良かったです。
北海道は何度か旅行で回りましたが、積丹半島には一度も行ったことがなかったです。今回読売旅行のツアーで神戸から二泊三日の北海道道央観光に参加しました。
積丹半島は北海道のニセコ積丹小樽国定公園にあります。
駐車場から灯台のある先端の岬まで歩くには注意して頂きたいこともあるのでお伝えします。
神威岬に訪れる参考にして下さい。
それでは詳しくお伝えします
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神威岬とは
神威岬は「カムイ岬」と読みます
北海道を旅行すると、よく「カムイ」という言葉を耳にするかと思います。
「カムイ」とはアイヌ語で「神」という意味です。
昔から神聖な場所だったんでしょうね。
北海道の道東にある摩周湖はアイヌ語で「カムイトー」と言います。「神の湖」という意味ですね。
神威岬の50mほど先の海には神威岩もあります。
神威岬の場所
神威岬は積丹半島の先端です。
住所は、北海道積丹郡積丹町大字神岬町です
積丹半島は火山の隆起によって出来ました。
長い年月によって浸食されて約80mの断崖絶壁の岬になりました。
小樽から約70kmの距離にあります
女人禁制の門
神威岬の沖合は海難事故につながる暗礁が多い所で難所と呼ばれています。
昔はこの門から先は女性は入れなかったそうです。もちろん今は誰でも散策できます。
全国に「義経伝説」が多いのはご存知でしょうか?
実はここ神威岬にも「義経伝説」があります。女人禁制になったいわれの1つが義経伝説です。
バスガイドさんから聞いた伝説はこんなお話です・・
源義経を慕っていたアイヌの酋長の娘「チャレンカ」の悲恋の話です。
源義経を慕っていたチャレンカが本土に向かう義経を追ってここまで来ましたが、すでに義経を乗せた船は出航した跡で、チャレンカは失意の内に海に身を投げてしまいます。海に身を投じたチャレンカの身体はやがて岩と化し神威岩となり、その後この岬の近くを女性を乗せた船が航行すると必ず遭難するようになり、そこから「女人禁制の門」が出来たと津和えられています。
神威岬は強風の荒れる岬でもあります。強風の時は、女人禁制の門から先へは入れません。
女人禁制の門も近くにも展望できる場所があります。
神威岬灯台、神威岬まで起伏の富んだチャレンカの小道を往復する気力の無い場合は、ここで積丹の絶景を堪能して下さい
チャレンカの小道
女人禁制の門から、神威岬の灯台まで整備された道を「チャレンカの小道」と呼ばれています。長さはおよそ770mあります。
起伏に富んだ断崖絶壁の尾根の小路を歩きます
駐車場から神威岬まで歩いて大体20分くらいかかります。
観光のバスツアーだと出発まで50分くらいしか時間がありません。結構急ぎ足で歩くことになります。
チャレンカの小道は人一人くらいしか通れない道もあります。すれ違う方と道を謙ながら歩くことになります。
神威岬の断崖絶壁
チャレンカの小道は先端の神威岬までズーと断崖絶壁です。しかも左右どちらもです。手すりをシッカリ持って歩いて下さい。
途中も景色が絶景です。
足元に注意しながらシッカリ立ち止まって撮影して下さい
上の写真の岬の下には「念仏トンネル」というビュースポットがあります。事前に知っておかないと見落とします。3つのゴジラの背びれみたいな尖った岩が見えたら目印です。
波打ち際に黒い穴が見えます。
神威岬灯台
神威岬灯台に到着です。
- 高さ:12m
- 海面からの高さ:82m
- 初点灯:明治21年
- 色合い:白地に黒
灯台の明かりは43km先まで届くそうです。
昔はこの神威岬灯台には灯台守が生活をしていたそうです。
想像するだけでも大変だったろうなと思います。
大正時代から使われていた灯台のレンズは「第一等不動レンズ」と呼ばれていたそうです。
さあ、神威岬まであと少しです
神威岬と神威岩
ついに神威岬に到着です。
ホントに絶景です。想像以上に素晴らしい景色です。
神威岬から見えるのは周囲300度です。あの海の向こうは大陸です。
ホントに地球の丸みを感じてしまいます。
来た甲斐がありました。
朝は曇っていたのですが、何とか見張らしも良くなってよかったです
岬の先に見える背の高い岩が「神威岩」です
チャレンカが身を投げてなったと言われている岩です
神威岩の高さは41mです
周囲も50mくらいで、14階建てのマンションくらいあります
ズーと眺めていたくなる景色です
電磁台跡
電磁台とは電波探知塔のことです。
太平洋戦争のさなかロシアの上陸にそなえて1942年に完成しました。
今残っているのは円筒みたいな釘の頭みたいな形をしたコンクリートの塊だけです。
ホントに見逃しやすいです。
マイカーなどで訪れた方は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
カムイ番屋のしゃこたんブルーソフト
神威岬の駐車場側には「カムイ番屋」というお店があります
食道、お土産屋さん、展示施設、もちろんトイレがあります
一番人気はしゃこたんブルーソフトらしいです。1つ500円です。値段は2024年6月時点です。
先ほど行ってきた神威岬灯台に使われていた「第一等不動レンズ」がここの2階に展示されています。
神威岬を訪れる時の注意点
神威岬まで登るにあたってバスガイドさんから注意されたことがあります。脅される感じで注意されましたが嘘では無かったです。
お伝えしておきますので参考にして下さい
トイレは事前に済ませる
駐車場から神威岬まで往復40分はかかります。途中にトイレはありません。事前に済ませておいた方がいいです。トイレはカムイ番屋意外に駐車場の端にもあります。神威岬からの帰りはカムイ番屋が混んでいることも予想されるので、そちらのトイレを使うとイイですよ。
歩きやすい靴を履く
チャレンカの小道は整備されていますが、アップダウンが激しいです。さらに舗装されていない土や写真のように足元に隙間のある網目の道もあります。
ピンヒールは絶対止めた方がイイです
日傘と帽子は諦める
何度もお伝えしたいのは神威岬は突風がメチャメチャ強いです。横からの風、海面から吹き上げる足元からの風が常に吹き付けます。必ず手すりを持って進んで下さい。
日傘なんてもってのほかです。持って行かれますよ。帽子もそうです。拾いに行くことは出来ません。雨の時はどうすればいいのかバスガイドさんが教えてくれるかと思います。
積丹半島の観光スポット
神威岬のある積丹半島の先端エリアは、ニセコ積丹小樽国定公園に指定されています。積丹半島の先端は犬の耳みたいに2つの岬があります。1つは神威岬もう一つは積丹岬です
島武意海岸
積丹岬にある景勝地が島武意海岸です。日本の渚100選にも選ばれています
島武意海岸については、【島武意海岸】積丹半島にある日本の渚百選に選ばれた断崖絶壁 で詳細を読むことが出来ます
ローソク岩
神威岬と小樽市の間の余市町の海岸線にあるのがローソク岩です
沖合500mくらいに高さ45mのまっすぐ切り立った岩です
観光バスツアーなら運が良ければ見えます
車の方なら停車してユックリ見て下さい
古いトンネルを塞いだ跡
積丹半島の海岸線は新しい道路が増えています。所々に昔の道路とトンネル跡を見つけることができます。古いトンネルはもう塞がっています。なかには大正、昭和、平成と3つのトンネルが並んだ場所もあります。シッカリ車窓を見ておいて下さい
旅行に必要な情報の収集方法
旅行に必要な情報を探しやすいように関連するリンクを揃えてみました。
是非覗いてみて下さい
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旅行ガイドブック
旅行に出かけるならやっぱりガイドブックは必要ですよね
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「日本旅大辞典1500」については、 【日本旅大辞典1500】47都道府県の観光スポットを一冊で紹介 で詳細をご紹介しています。
時刻表
列車を使うなら時刻表も必須ですよね
旅行にあわせて必要な物だけレンタル
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スーツケース
WiFi
カメラ
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モバイルバッテリーを忘れずに
旅先で突然の電池切れは困りますよね。
スマホ忘れ防止グッズ
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まとめ
今日はニセコ積丹小樽国定公園積丹半島の先端にある「神威岬」をご紹介しました。
今回は読売旅行のツアーで出かけましたが個人でユックリ北海道を回りたいです。
北海道の岬めぐりは楽しいです。
この記事を書いていて40年前に初めて北海道ひとり旅をした時のことを思い出しました。
神威岬へのお出かけの参考になれば嬉しいです。
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